デリバティブ取引の利点1

デリバティブにはさまざまな利点と注意点があるので、紹介していきましょう。
もし、これから日本国内でデリバティブ関連の金融商品を一般の個人投資家が取引するとすれば日経225先物、日経225mini、日経225オプションが一般的だと思います。
無論、上述したデリバティブ関連のリスク商品の特徴は現物の株取引などでは考えられないほどレバレッジ効果が高い点があげられます。
株式に関しても信用取引の場合は証券会社に担保金をおさめることによって最大で3倍程度の取引が可能となります。

しかし、日経225先物は10倍から20倍程度のレバレッジ効果を用いることが可能なので、投資効果が非常に高いのです。
証拠金取引のためレバレッジ効果を利用することで、実際の資金の何倍、何十倍の取引が可能だというわけです。
無論、レバレッジ効果は良い面のみではありません。悪い面も当然あります。損失を被る場面では大きな損失を被ることになります。

デリバティブ取引の利点2

デリバティブ関連のリスク商品は原資産が一つしかありません。現物の株取引のように取引可能銘柄が4000銘柄前後もあれば大儲けが可能な機会が多いように思われるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。
株式市場全体のトレンドにも大きくよりますが、実際に大きな利益を手にすることが可能な銘柄はごく少数です。
そして、情報力に乏しい一般の個人投資家が4000銘柄の中から選び出すのは非常に難しいことだと思います。
その点、上述したデリバティブ関連のリスク商品の場合は投資対象となる原資産が日経平均株価なので、株取引のように値動きが期待可能な新しい銘柄を分析し続ける必要がないのです。投資効果が高いのみではなく、時間的拘束も少なくて済みます。

デリバティブの注意点1

現物の株取引の場合は取引を始めるにあたって投資経験が問われることはありません。
しかし、個人が取引することが可能な日経225先物や、TOPIX先物、日経225オプションなどのデリバティブ関連の金融商品を取引を開始する場合は投資経験が必要なのです。
そういった意味でもデリバティブ関連の金融商品は株やFXよりも敷居が高いといえると思います。
しかし、これは投資家を保護するためでもあるのです。
投資経験が皆無の状態でデリバティブ関連の金融商品を取引するのは正直大変です。何をどうすれば良いか分からないまま気がつけば無一文になりかねません。
したがって投資経験が全く無く、将来的にデリバティブ関連の金融商品を取引することを検討しているのであれば株やFXでで経験を積まなければなりません。

デリバティブの注意点2

基本的にデリバティブ関連の金融商品の多くは機関投資家が中心で個人投資家の比率が低いのが特徴とされている。中でも一番人気が高いとされている日経225先物です。
ちなみに日経225先物の個人投資家占めるパーセンテージは全体の10%程度とされています。
したがって、デリバティブ関連の金融商品の相場の大半は機関投資家や、外国人投資家などの大口の投資家が占めているわけです。

こうした機関投資家に資金量のみをみても個人投資家が何千人束になっても勝ち目はありません。中でも特に注意しなければならないのが外国人投資家です。
バブル崩壊後、外国人投資家の占めるパーセンテージは年々拡大している。外国人投資家豊富な資金を盾に容赦なく、売買を仕掛けてきます。
したがって投資経験が少ない個人投資家が挑むのはリスクが高すぎるので、やはり投資スキルを磨く必要があります。
そのためにも株式のみではなく、日経225mini、eワラント、FXなどの比較的リスクの低い商品で売買を学ぶべきです。

Contents

PR