物的投資
前ページの金融投資に続いて「物的投資」の詳細をご紹介したいと思います。
■不動産投資
「不動産投資」とは投資を目的とした不動産を購入し、購入した不動産を運用することをいいます。
マンションやアパートなどを購入し、購入した不動産の入居者から家賃収入を得る事で、利益を得る事ができます。
株式や債券などは会社が倒産したり、不履行によって資産価値がゼロになってしまうリスクはがありますが、不動産についてはそのもの自体に価値があるため、よっぽどの何かがない限り、不動産価値がゼロ円になることはありません。
特に近年はDIYブームの影響もあり、新築物件ではなく中古物件を購入して、リフォームやリノベーションをすることで資産価値を高めて運用していくことが話題になっています。
■金・銀・プラチナ・美術品
物的投資の対象物としては「金・銀・プラチナ」なども対象となります。みなさんもよくご存じかと思いますが、金・銀・プラチナにはそれ自体に高価な価値があるため、間違っても価値が「0」になってしまうことは常識的に考えられません。
ただし、金・銀・プラチナにはその時の状況に応じて価値が変動する事がありますので、手に入れた時の価格よりも価値が下落することは当然考えられます。
特に「金」に関しては世界情勢が不安になって非常事態になると「金」がよく購入されるので、価値が大幅に上昇する事がありますが、これは他の投資(現金や価値)が大幅に下がってしまうため、価値の高い「金」に需要を求めます。
美術品に投資をする人は稀ですが、アンティークな美術品や骨董品などに投資をする人もいます。ただい、美術品に関しては金などのように情勢によって価値が変動するという事はあまりなく、古いものほど価値が上昇していきます。